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書評

3人の若き創業者の、一見クレイジーなビジネスアイデアがなぜ急拡大を続けるのか。

自分の家に顔も知らない赤の他人を宿泊させる、という一見クレイジーなビジネスを手がけるairbnbの創業ストーリー。

創業初期は全く売り上げが上がらず生き延びるためにシリアルを売る毎日。嫌という程投資家に出資を断られ、ビジネスが軌道に乗ってからも既存産業からの反発、自治体による規制との戦い、人種差別による批判、ホスト宅での犯罪…、数々の苦難に襲われるairbnbですが、3人の若き創業者はしぶとく生き延びる。

彼らの転機となったのはシリコンバレーの起業家養成スクール「Yコンビネーター」への合格であったが、その合格の決め手となったのも、3人の創業者が「ごきぶりのように死なない」しぶとさを持っていたからであった。

airbnbは未だに急成長を続けている。3人の創業者チームには経営の経験が一切ないという、シリコンバレーでは異例とも言えるチームが、なぜこうも急拡大を続けられるのか。

スタートアップ・起業家の方には、是非読んでもらいたい一冊。事業拡大のヒントが隠されているのではないだろうか。