MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
著者:シバタナオキ
発刊:2017-08-20
カテゴリ会計
対象読者マーケター
章の構成
- 第1章:決算が読めるようになると何が変わるのか?
- 第2章:ECビジネスの決算
- 第3章:FinTechビジネスの決算
- 第4章:広告ビジネスの決算
- 第5章:個人課金ビジネスの決算
- 第6章:携帯キャリアの決算
- 第7章:企業買収(M&A)と決算
- 終章:決算を読む習慣をつける方法
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書評
決算が読めると、ビジネスは圧倒的に面白くなる
著者はWebメディアのnoteで「決算が読めるようになるノート」を運営・執筆していることで有名なシバタナオキさん。
本書「MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」のゴールとしては、決算資料を精密に読み解けるようになる、ということではなく、まずは決算資料を読む習慣を身につけてもらう、というところにある。
そのため具体的な「決算資料の読み方」のようなノウハウを期待している方には少し目的と外れてしまうかもしれない。
本書では具体的なケーススタディを元に実際の決算資料を見ながら、著者なりの分析を加えて、決算資料からどのようなことが読み解けるのか、ということを説明してくれる。
ECビジネス、FinTechビジネス、広告ビジネス、個人課金ビジネス、携帯キャリアビジネス、企業買収(M&A)とそれぞれにおける注意して見るべきポイントがわかりやすく記載されている。
決算資料を読み解き、業界の流れが読めるようになれば営業であれ、転職であれ自分にとって優位に進めることができるであろう。決算資料を読むスキルはビジネスマンにとっては必須のスキルであると言える。
実際に決算資料を読み解いていく、ということについては多くの決算資料を読み、慣れていかないと難しそうではあるが、本書を読むことで「まずは決算資料を読んでみること」についての興味は大いに深まるのではなかろうか。