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書評

チームで結果を出すには、まずは２番手を育てよ

「リーダー」と言えばどのような人を思い浮かべるだろうか。天才的に何でもできる人、超ハードワーカー、素晴らしいトーク力の持ち主…。
一般的にリーダーと言えば「強くて有能な人」というイメージが強いのでは無いでしょうか？
本書ではリーダに必要なものは、そういった「強さ」ではなく２番手・３番手と呼ばれる「フォロワー」を育てることだという。
リーダー一人がすごすぎて一人で頑張りすぎるためにチームとして機能していない、というパターンは驚くほど多く、そういったチームでは、２番手３番手が育っていない。

では、どのようにしてフォロワーを育てることができるのか？
「自分たちはなぜこれをやるのか」というビジョンを語り、部下を信じて任せること、これが一番大事である、と筆者は語る。
確かに経験則からしても、マイクロマネジメントされた時よりも思い切って任された時の方が責任感・プレッシャーから、いつもより努力をしたように思う。
任されている時、というのは、何ヶ月もの座学の研修よりもより多くの学びがあった。

「自分がもう一人いればいいのに…」と考えている管理職・リーダーはまずはフォロワーを育てる、ということを考えてみても良いのでは無いでしょうか？