リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド
著者:杉田 浩章
発刊:2017-05-26
カテゴリ新規事業
対象読者事業責任者
章の構成
- 序章 なぜ、あなたの会社の新規事業はうまくいかないのか
- 第1章 ステージ1「0→1」 「不」を発見し、事業性を見極める
- 第2章 ステージ2「1→10」 勝ち筋を見つける
- 第3章 ステージ3「1→10」爆発的な拡大再生産
- 第4章 10を超えて、さらに飛躍するために
- 第5章 経営陣の役割 「リクルートモデル」を活かすために
- 終章 新規事業を育てる企業風土
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書評
新規事業立ち上げの大きなヒントになります。
ホットペッパー、じゃらん、カーセンサー、リクナビ、スタディアプリ…。リクルートには実に多くの事業が存在し、ここ数年で立ち上げて一気に拡大した事業も多い。
本書は、リクルートがなぜこれだけ多くの新規事業を成功させることができるのかを紐解いている。
リクルートの社員は優秀だからうちの会社には関係ない、というのは誤解であり、リクルートの新規事業立ち上げには実にしっかりとした「型」があり、それに則って新規事業立ち上げが進められているという。
「リボンモデル」「価値マネ」「ぐるぐる図」「型化」と呼ばれる、リクルート独特の仕組みが存在し、事業立ち上げのステップをこの仕組みに落とし込むことで、新規事業の成功確率をより高めることができるという。
これから新規事業を立ち上げようと考えられている方には非常に参考になるのではないだろうか。
ただし、私個人的には、リクルートの新規事業の成功は、仕組みももちろんでは有るが、やはり挑戦を重んじる企業文化が大きな影響を与えているのでは、と感じる。