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1分のスピーチでも、30分のプレゼンでも、人前であがらずに話せる方法

著者:鳥谷 朝代
発刊:2016-04-03
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書評

プレゼンに苦手意識を持つ全ての方に読んでもらいたい一冊

ビジネスを進めていく上で切っても切り離せない「プレゼン」。
社内外問わず、ビジネスマンであればプレゼンをする機会も多いはずです。会議や朝礼、コンペ…。また仕事に限らず、結婚式や保護者会など、様々な場面でプレゼンが求められる機会が増えてきています。

しかし、どうもプレゼンは苦手だ、という方も多いのではないでしょうか?
緊張でアガってしまって声や手が震えてしまう、赤面してしまう、途中で噛んでしまう…。一度プレゼンで失敗して以来、そのトラウマで余計に緊張してしまってうまくできない…。

本書はそういった方にぴったりの内容になっています。


筆者は一般社団法人あがり症克服協会代表理事を務め、また株式会社スピーチ塾代表取締役を務める鳥谷朝代氏。
現在ではこういったスピーチ・プレゼンを教える立場にありながらも、昔は緊張で全くうまくプレゼンができず、毎日自己嫌悪に陥っていたほどというのは大変な驚き。

本書は、あがり症で悩む多くの方が、緊張を克服して、うまいプレゼンをするにはどうすればいいのか、ということを中心に話が進められていきます。
内容としてもプレゼンに対しての考え方といったマインドセットから、呼吸方法などの具体的に緊張をほぐすコツ、プレゼン当日の時間の使い方まで、プレゼンでの緊張対策について分かりやすく解説しています。

また筆者自身も元プレゼン嫌い、ということもあり、プレゼンが苦手な人間の心理もわかった上で解説してくれるのは非常にありがたく、説得力がある。
私自身もまさにプレゼンに緊張してしまうタイプでした。プレゼンの時は緊張で声が震えるなど、プレゼンに対して大きな苦手意識を持っていました。しかしコンペのプレゼンを担当することになり、いよいよ逃げられない事態に。
それもあって本書を手に取って見たのですが、内容が非常に明瞭で、すぐに試せることも多くあるので、1週間後にプレゼンが控えている、というような人でも様々な対策を打つのに役立ちそうです。

上手いプレゼンができる、というのはできるビジネスマンへの登竜門です。
スティーブ・ジョブズのプレゼンを見ればわかるように、ビジネスにおいてのプレゼンの重要度は非常に高まっています。感情に訴えかけることができるプレゼンターは非常にビジネス界からは注目されます。

まずはプレゼンへの苦手意識をなくす、ということを目的に本書を手に取って見てはいかがでしょうか?

章の構成

  • はじめに――1万4000人以上の人生を変えた本
  • Chapter1 人前でうまく話せないのはなぜか?
  • Chapter2 気まずくならない話の進め方
  • Chapter3 声と姿勢を変えれば緊張が解ける
  • Chapter4 本番に強くなる秘策を教えます
  • Chapter5 どんな場面でもあがらずに話す方法

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