一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?~仕事力を常に120%引き出す自己管理
著者:小川 晋平, 俣野 成敏
発刊:2015-04-14
カテゴリ自己啓発
対象読者全ビジネスマン
章の構成
- 第1章:一流と二流を分ける「朝の習慣」
- 第2章:仕事が最速で動く「昼の習慣」
- 第3章:人脈と可能性を広げる「夜の習慣」
- 第4章:脳と体のキレを上げる「毎日の習慣」
- 第5章:成長を加速させる「毎週・毎月の習慣」
- 第6章:視座を高める「毎年の習慣」
- 第7章:志を貫く「一生の習慣」
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書評
「習慣」が成功においていかに重要であるかを痛感する
ビジネス、スポーツ、芸術などのあらゆる分野において成果を上げている人間が口にする習慣の大切さについて書かれた1冊である。
人は気づかぬうちに同じような事を繰り返しているが、それば良い習慣なのか悪い習慣なのか見直す事はあまりないであろう。
しかし、成功する一流の人間は普段の生活の中で良い習慣を出来る限りたくさん作っていこうと努力をしている。 本書ではなぜ、一流の人間がそこまで習慣にこだわるのかについて迫っているのである。
日々の業務が忙しいとついついパワープレーで片付けようとしてしまう人は多いはずである。
しかし、慣れていない業務を無理やりに終わらせようとすると時間がかかるだけでなく余計な労力もかかってしまう。
毎回フルパワーを出さないと仕事が出来ないとなるといくら体力があっても足りないのは明白だ。
そこで重要になってくるのが習慣の力を利用して、より少ない労力でより多くの成果を出せるようになることだ。
例えば、「1日の計画を睡眠時間から立てる」という習慣を利用すれば先ずは休息する時間が決まるため、残りの時間でどのように効率良く動くかが必然的に決まるはずである。
さらに必要な睡眠時間を確保することで翌日以降も高いパフォーマンスを維持出来るという利点もあるだろう。
このように習慣を用いる事で、それに慣れた体を作っていく事が出来るため、次に同じ事をやる時にドンドンとレベルアップしていくのだ。
本書ではビジネスパーソン向けに、朝の習慣から、立ち振る舞いなど、あらゆる分野における実践できる習慣をご紹介している。
1つ1つの項目に分かれているため自分が興味があるところから読み進め、実践につなげていく事が出来るのだ。
また、実践的な行為だけではなく考え方の習慣も含めて書かれており、行動と同じく頭の中も取り換える必要がある。
本書はぜひ参考書ではなく実践書として実際にやってみながら体で覚えていくのが最善だ。
頭で分かっているのと実際に出来る事は違うし、何よりも習慣にする以上は実践あるのみだ。
「自分の悪しき習慣を直して、良い習慣を身につけたい」
「仕事をする上でいつも100%の力を出しきって疲れている」
「これまで特に習慣を意識した事がなかった」
などなど、習慣を使った成果アップ術に興味がある方は必読だ。
これまで10の力をかける必要がある項目について、5、6の力で進められるようになれば仕事の質を高められるし、また他の仕事に着手することも可能だ。
習慣として身についてしまえば自動的に体が動くため、意識から外すことが出来るのは魅力以外の何物でもないだろう。