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ビジョントリガー

著者:松田 友一
発刊:2009-05-21
カテゴリ自己啓発
対象読者全ビジネスマン

書評

自分のビジョンを明確にすれば、仕事へのモチベーションも変わる

あなたにとっての人生のゴールはなんだろう?
仕事をしていたり、日々の生活に追われるとついつい目先の事にばかり意識が向いてしまい、自分が本来目指すべきゴールを見失ってしまうのは多くの方が経験済みのはずだ。
ただし、大学ではおろか、職場でも人生のゴールについて明確な考え方や立て方を教えてくれるところはない。
100メートル走や42.195kmのマラソンを走るとなればそのゴールへ向けてペース配分を考えるが、ゴールがなければどのように何をすれば良いのか分からない。
人生においてもいち早くゴールを設定して動きだす人間が早く成功を収めるのは当然と言えば当然だろう。

本書「ビジョントリガー」は国内自動車会社で圧倒的な記録を残し、タイトルを総なめにした後、米国の研修会社に転職をし、そこでも結果を残した松田友一氏によって書かれた。
そう聞くと、生まれつきの才能が全てという風に聞こえるかもしれないが、本書では個々人に合わせたその人が最もやる気の出る目標を立てるためにはどうすれば良いのかについて書かれているので安心だ。
心身共にムチを売って頑張らないといけないゴールではなく、心の底からやりたい・叶えたいと思えるゴールを設定することで、みるみるうちに成果を出すようになった成功者を何人も輩出しているノウハウである。

「そうは言っても自分は人生におけるビジョンなど思いつかない」

と不安な方も全く問題はない、著者によれば皆それぞれにやりたいことや・叶えたい事はそれまで生きてきた人生の中で、培っているという事だ。
ただし、それぞれが置かれてきた環境によって違いがあるため、そのビジョンがすぐに見つかる人と見つかりにくい人がいるとの事だ。

ぜひ参考書ではなく実践書として実際に紙とペンを用意して、書いてあることをそのままやってみるのがオススメである。
自分のビジョンが見えるようになることで、格段に目の前の仕事に対するモチベーションや、取り組み方に変化が現れる事になるはずである。

「人生におけるビジョンを明確にしたい」
「何のために仕事をしているのか分からない」
「ビジョンは大切なのは分かるけど、具体的にどのように立てるのが良いか分からない」

そんな人にはぴったりの本だ。
順序立ててビジョンを明確にするためのステップを踏むことが出来るので、マスターしてしまえば友人と一緒にやるという手もあるだろう。
お互いのビジョンを語りあう事でさらにモチベーションを強くすることが出来るはずだ。

今の目の前で行われている仕事は一体何のためにするのだろうか?
その答えを明確にすれば人生に迷う事はないだろう。

章の構成

  • 第1章:「ビジョントリガー」で、人生が劇的に変わった「5人の実話」
  • 第2章:将来の展望が開ける!最高の「ビジョントリガー」を手にする”5つのステップ”
  • 第3章:一枚の「ビジョンステートメント」で本当に実現したい「夢・目標」があふれ出す
  • 第4章:あなたの成長が加速する仕事の「環境づくり」&「行動計画」
  • 第5章:望ましい「人間関係」を築いて、充実度200%の人生が開ける法則

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