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【超簡単】今すぐできる書評の書き方・構成案

Date2019-07-06

ブログを運営されている方であれば、書評を書く、ということがある方も多いのではないでしょうか? ただ、書評を書くといっても、これまで書評など書いたことがない、という方がほとんどだと思います。 一体、書評はどのように書けば良いのでしょうか。

そこで今回は、書評とは一体何なのかということから、書評の書き方、書評を書くコツについてご紹介させていただきます。

書評とは

改めて「書評」とは何なのかというところから入りたいと思います。

書評とはデジタル大辞泉によると「書物について、その内容を紹介・批評した文章。」とあります。

つまり、書籍の内容を伝えたり、その良し悪しについて評価する内容を書けばいい、ということになります。

■読書感想文と書評は違います

それでは小・中学生の時に夏休みの宿題で書いた読書感想文の要領で文章を書いていけば良いのでしょうか?
結論からいえば、違います。読書感想文と書評は似て非なるものです。

読書感想文は、あくまで自分がどう感じたか、何を学んだか、という内容が主となるのに対し、書評はあくまで読み手に対して、本の魅力を伝える、ということが主になります。

書評は、単純に自分がどう思ったか、だけでなく、どういった人に対してどのように役に立つ書籍なのか(ビジネス書や自己啓発本等)、どういった人なら楽しく読めるのか(小説やエッセイ等)、といった情報が必要になってきます。

つまり
・読書感想文:読み手のことを考える必要はなく、あくまで自分の感想を述べる
・書評:常に読み手のことを念頭に置きながら、その人たちに本の魅力を伝えるにはどうしたら良いのかを考える必要がある
ということになります。

書評の構成

それでは実際に書評を書くにあたっての構成案をお伝えします。
こちらはあくまで一例としてのものなので、書き慣れてきたら自分用にカスタマイズしていただくと良いと思います。

筆者の紹介

まずその本がどんな人に書かれたのか、ということは重要な内容になります。
どのような時代に生まれでどのような経歴を歩んできた人なのか、他にもベストセラーを書いているような人なのか、などです。
ただし、筆者の紹介はあくまで書評のメインにはならないので、最初の1,2文程度に収めるようにしましょう。

作品の書かれた背景

どのような背景・経緯で書かれた本なのかが紹介されていると、読み手もその書籍に興味を持ちやすくなります。
例えば、改元の際には天皇制に関しての本が多く出版されましたが、そういった時事的な背景や、「筆者の10年ぶりの新作」、「今をときめく経営者の初の書籍」などを盛り込むことでより、読み手はその書籍の背景をつかみとることができます。

本の内容の概要(ネタバレは絶対に無し!)

本の概要をざっくりと紹介します。ただしネタバレをしてしまってはいけないので、あくまでアウトラインのみの紹介です。
目次レベルで、話の進み方・構成などをお伝えする形で良いでしょう。

自分の感想や批評

書評の一番重要な箇所になります。その本を読んで自分がどういった考えを得たのかを書きましょう。
また自分の感想を書くのはもちろんですが、どういった人におすすめなのか、ビジネス書であればどのような学びが得られるのか、といった内容も必ず盛り込むようにしてください。
例)◯◯についての説明が丁寧に書かれているため、◯◯初心者には非常におすすめです。 など

書評を書くコツ

自分の興味のある本をじっくり読み込む

本の魅力を読み手に伝えるには、その魅力を最大限に自分が理解する必要があります。
慣れるまでは、まずは一冊の本をじっくりゆっくり読み込み、本の内容をしっかりと理解するようにしましょう。

メモをしながら読む

一冊の本には膨大な内容が詰め込まれています。読み終わった頃には最初の方の内容については記憶が薄れてしまうことも多々あります。
気になったところ、学びになった内容、感じたこと、筆者の主張に対しての意見を、読みながら随時メモしておきましょう。
特に上記構成案にハマる内容は重点的にメモしておくと、書評を書く時にすぐに内容を思い出せるので便利です。

まとめ

書評の書き方についてまとめさせていただきました。お役に立ちましたでしょうか?
本メディアbizbookでも随時書評を更新させていただいておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

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