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メルカリで中古本が面白いほど売れる!フリマアプリでの本の売却方法

Date2017-11-03

フリマアプリといえば、「メルカリ」。
日本で唯一のユニコーン企業(非上場で時価総額1,000億円以上のベンチャー企業のこと)と言われるほど、ものすごい勢いでサービスを伸ばしてますね。

さて、今回ですが、最近私がメルカリで本の売却を行いましたので、その件について書きたいと思います。
本の売却を考えている人に少しでもお役に立てればと思います。

経緯

全くの私情ではございますが、私が数ヶ月内に家を引っ越すことになったため、もう読まなくなったビジネス書を処分しようと考えておりました。
ただこの3年ほどで所有するビジネス書が350冊ほどにもなったため、ただ捨てるのももったいない。

何かいい方法は無いか、ということで、今流行りのメルカリを使って自分の持っている中古本を売ることにしました。

私自身、以前から必要なくなったものはメルカリで売るようにしていましたので、中古本も売れるだろう、という安易な考えです。

結論から言えば、思っていた以上に簡単に売ることができました。
(もうちょっと値段設定は強気でもよかったかな、と少し後悔はしています。)

今回は私がどのような方法で中古本を売り、どれだけの売り上げが上がったのか。
また今回採用した販売方法のメリット、デメリットについても感じたことをお話ししたいと思います。
(私のように本を大量に持っていて、大量に売りたい人向けの方法です。)

まずはメルカリ販売での結果から

販売冊数:69冊
売り上げ:35,000円(単価550円)
利益(売り上げ ー 送料 ー 手数料):29,000円

まだガンガン売れそうなので随時更新します。

出品からたった1週間ほどで70冊近くを売ることができました。
捨てようと思っていたものが数万のお金になる、というのは素晴らしいですね。

今回のメルカリでの販売方法

「中古のビジネス書をメルカリで売ろう。」
そう思ってメルカリを開き、「ビジネス書」と検索をすると本がずらり。
みんなやっぱり結構読み終わった本をメルカリで売ってるみたいですね。

金額は最低出品価格の300円から、定価に近い価格のものまで(まあせいぜい2,000円程度)あります。

ただ、数百円で本を売ったところで販売手数料と送料、自分の時間を使うことを考えるとほとんど利益は残りません。
逆に、定価に近しい価格で売ったところで、そういう本はやはりほとんど売れていません。
わざわざ中古のリスクをとって定価に近い金額では買うわけもないですしね。

普通に他の人と同じ売り方をしたところで大して売れないか、小遣いにもならない程度の稼ぎを得るか、のどちらかしかなさそうです。
なので私は同じ方法は取ることはやめました。

好きは本を選んでもらってまとめ売り

私がとった方法としては単純ですが「まとめ売り」です。

好きな本を10冊で6,000円、という方法で売りました。
出品をすると数分後に、この本とこの本と…が欲しい、とコメントがいくつか付きました。

書き込みがあるかどうか、というところを気にされる方はやはり多いみたいです。

何度かコメントをやりとりして、翌日くらいには1件購入が決まりました。送料・手数料を差し引いても簡単に5,000円ゲットできました。

「好きな本を選んでもらってまとめ売り」という非常に単純な方法ですが、この売り方をしている人は全くいません。
大量の本を持っている人にしかできない販売方法のため、フリマアプリの中での「本のまとめ売り」市場で完全に独占の位置につくことができたのがよかったようです。

より改善をすることはできないか・・・?

ただ、それでも満足ができるスピードでの売り上げではなかったため、より売れるようにはどうすべきか、というところを考えました。
いくつか試してみたのですが、劇的に変わったのは「好きな本5冊 3,000円」という商品内容で出品したタイミングです。
コメントのつくスピードは2~3倍程度に急増しました。

また新たな動きとして、20冊、30冊のまとめ買いの要望も上がるようになる、という想定外の嬉しい反応が届くようにもなりました。
(冊数を減らした販売だったのに逆により多くのまとめ買いの要望が上がってきたのは驚きました。)

あれだけ商品がたくさん並んでいる場合だと、ハードルの低さ、というかパッと見の価格の印象、というのは非常に大事ですね。
まずはどれだけ自分の商品を見てもらうことができるか、というのは当たり前のことではありますが、改めてフリマアプリで売り上げを上げる大きな要素になるのだと実感しました。
そういう意味では、Airbnbのように、いい写真を撮る、ということも重要な要素になってきそうな気はしています。(まだそこまで頑張って売っている方は少ないと思いますが。)

今回の販売方法のメリット

数を多く早くさばいて、手っ取り早く売り上げを上げるには非常にいい

やはり1冊1冊を売るよりも複数冊まとめて、というのは当然のことですが売り上げが上がるスピードが段違いに早いですね。
さすがにチマチマと売るには時間が勿体なさすぎます。

1冊ずつ売るよりも送料負担が比較的少なく、利益率を上げやすい。

1度の発送にまとめられるため、1冊ずつ個別に売るよりも送料を確実に抑えられます。
また何度も郵便局に持ち込んだり、という手間もかからないので、自分の時間も取られないため、人件費(消費時間による機会損失)も抑えることができ、全体の利益率は上がりやすくなります。

たくさんの本を持っている必要があるので、同じ売り方ができる人が少ない

先ほどもお伝えした通り、同じ売り方をしている人は全くと言っていいほど見つかりません。
そのためたくさん商品がある中でも埋もれることなく、売ることができるようです。

今回の販売方法のデメリット

1度の出品に対して写真が4枚しか載せれないため複数に分けて出品する必要がある

メルカリでは、1つの商品(出品)につき画像が4枚しかアップロードすることができません。
そのため数百冊の本を持っていると、それらを4枚の画像に収めるのは難しく、結局は複数に分けて出品する形で対応することになりました。
出品側の手間がかかることはもちろんのこと、購入者側も複数の商品を横断的に見るというストレスが発生するため、機会損失の発生はありそうです。

たくさんの本を持っている必要がある

最大の難点はこれでしょうか。
多くの在庫を抱える必要があるというのは、差別化という大きなメリットにもなりますが、やはりフリマでそこまでできないという人が大半だと思います。
(だからこその差別化ポイントなんですけどね。。。)

もし仕入れが安くできる目処があれば、転売という形で在庫リスクを抱えずに販売をすることはできそうです。

購入希望者との売り切れのお知らせなど、コメントのやりとりに手間がかかる

メルカリ自体は本の売買に特化しているわけではないので、UIが本のまとめ売りには向かないですね。

この本が欲しいです、というコメントに対して、売り切れてしまっている場合などはコメントのやりとりが非常に煩雑になりました。
これは出品者側も購入者側も大きなストレスになっていたと思います。

おそらくそこそこの機会損失は発生していたと思われます。
そういう意味では特定商品特化型のフリマアプリなんかは新たなビジネスチャンスとして多分いろんな会社が出てくるんだろうなと思います。実際に「ブクマ」なんかも出てきてますしね。(フリマアプリに限らず、こういう流れはほぼ必ず発生しますね。)

まとめ

実はこちらの電子書籍の記事を書いていた際に思ったのですが、電子書籍が便利そうだなと思い、移行しようと考えておりました。 ただ、今回中古のビジネス書がけっこうお金になる、ということがわかり、まだしばらく紙の本のままにしておこうかと悩み中です。笑 最近では、ブクマなど本専門のフリマアプリも人気がありますのでそちらでも売ってみようと思ってます。こちらはまたレポートしたいと思います。

今回の記事が、本の売却方法で悩まれている方にとって、少しでも役に立っていれば幸いでございます。(同様の売り方ができる方が少ないと思いますが。。。) またどこかのタイミングで本の売却方法のまとめも書こうと思いますのでご期待ください。

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