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起業家必読のビジネス書!有名ベンチャー企業の創業物語5選 創業の裏側を知る
今回は将来独立・起業、という選択を視野に入れられている方、すでに起業をされている方を対象に読むだけでワクワクする、有名ベンチャー企業の創業物語を綴っているオススメのビジネス書を紹介いたします。
[目次]
志高く
日本人なら誰もが知っているソフトバンク経営者 孫正義の創業物語です。
幼少期に差別で苦しんだ経験から学生生活のこと、起業をしてからの苦悩、実は大病にかかり死の淵に立たされたこと、成功にいたるまでかなり詳細に渡って描かれています。
たった一人から、一代で従業員数約68,000人、売上高約9兆円(2017年3月)という日本を代表する大企業を築き上げた孫正義の生き様には大変興味深いものがあります。
20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低で1,000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ、という孫正義の人生50年計画はあまりにも有名。
日本でいちばんの成功者といってもいい経営者の孫正義がこれまで何を考えどのような生活を過ごしてきたのか、今後ビジネスで成功を収めたい、と考えている方は必読のビジネス書です。
渋谷で働く社長の告白
日本のIT企業を代表するサイバーエージェントの創業物語です。
サイバーエージェント藤田晋社長自身が著者として書きあげられているため、当時の様子が心境とともにダイナミックに描かれており、起業・会社経営のリアルを垣間見ることができます。
「21世紀を代表する会社を作る」というビジョンのもと、ネットバブルの波に乗り創業からわずか2年で当時史上最年少で東証マザーズに上場したものの、その後のネットバブル崩壊の影響を受け社内外からの多くのバッシングが続き、一時はサイバーエージェントの売却すらも本気で考えたという筆者。
成功と絶望を味わったサイバーエージェントのノンフィクション人間ドラマ。藤田社長は元作家志望だった、ということもありこの本も非常に面白く読みやすい。
夢を追う方には是非読んでいただきたいビジネス書です。
不恰好経営
DeNAの創業者 南場智子氏が自ら綴った創業物語です。
「不恰好経営」というタイトルにもある通り、「経営とは、こんなにも不格好なものなのか。」と創業者の南場氏は世界トップクラスの経営コンサルティング会社マッキンゼーを退職し、DeNAを創業するも、コンサルタントと事業家とで異なる難しさを痛感。
大手企業との競合、資金繰りの苦労、夫の病気による社長退任、、、など、創業者自らの手により当時の心境が赤裸々に描かれている。
コンサルタント・起業家志望の方に読んでいただきたいビジネス書です。
facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男
今や世界的IT企業のFacebookの創業物語で、映画「ソーシャルネットワーク」の原作にもなりました。
Facebookは当時ハーバード大学生のマーク・ザッカーバーグが2004年に創業しました。
人と喋るのが苦手な典型的な「オタク」として描かれているザッカーバーグがFacebookを創業し、たった10年程で世界的大企業に上り詰めた成功ストーリー・創業裏話が描かれています。
創業者マークザッカーバーグの「カネ」「女」「裏切り」といった素顔に迫ります。
ビジネス書、というよりも物語的に読めるので、非常に面白い一冊です。
Facebookの創業については「フェイスブック 若き天才の野望」もオススメ。
ツイッター創業物語
日本の若者の多くが利用しているSNS「Twitter」の創業物語です。
あまりTwitterの創業について詳しく知っている日本人はいらっしゃらないのではないでしょうか?
今となっては日本でも非常に知名度の高いSNSとなったTwitterですが、実は多くの苦悩を経て今のサービスに至っています。
ITオタクの友人同士が作り出したビジネスは、最初は趣味として楽しさ半分で開発していたのですが、やがて外部の投資家を巻き込んだ金と権力、そして名誉争いに発展していきます。その中で、経営陣同士の裏切り、創業者の追放など、泥沼劇と化していきます。
はたして「ツイッターの発明者」という称賛に値するのはだれなのか?
意外なTwitterの創業物語は、組織づくりを進めていく上で大きな参考になります。
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