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マネジメントに悩んだ時に読みたいビジネス書まとめ5選

Date2018-05-13

ビジネスマンとしてある程度成熟してくると、管理職であったりマネージャー職と呼ばれる職に就任する、というのが一般的な流れです。
これまでのプレーヤー職と違ってマネージャーになると、自分のことだけではなく、部下のことも考えてチームの業績を上げていくことが求められます。

求められることが違うからこそ、プレーヤーの時は優秀なビジネスマンとして活躍していたのに、マネージャーになった途端、パッとしなくなった、というこも往往にしてありえます。

今回は、そういったマネジメントで悩まれている方に役に立つビジネス書を5つ紹介したいと思います。

人を動かす

人を動かす 出典:www.amazon.co.jp

マネジメント本のバイブルとも言える「人を動かす」。マネジメントとはどうあるべきか、という基本を教えてくれる一冊である。
筆者であるデール・カーネギーが提言するマネジメントは「人を褒めて、認めて、信じて、興味を持つ」こと。
「怒るマネジメントは最悪である」と主張する。
特に優秀なプレーヤーとして活躍してきたビジネスマンほど、自分にはできたことが部下ができないとなるど「なんでこんなこともできないんだ」と怒ってしまいやすい。

怒るマネジメントでは部下はやる気をなくしてしまい、チームの業績も下がってしまうだけである。
部下の話を聞き、ことあるごとに褒めて、存在価値を認めて、信じて、部下そのものに興味を持つ。マネジメントとしてやるべきことは怒ることではなく、部下を愛してやる気を出させることである、ということがわかる一冊。

私自身も、新人管理職時代に、この本には大変救われており、自分の中でのマネジメントのバイブルとして常に目につく場所に置いている。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 出典:www.amazon.co.jp

本書ではヤフーで実施されている、上司と部下の1対1の面談の効能について説明されている。

皆さんは部下の方と1対1での面談を行っているでしょうか?
行っていない、という方はまずは半年に1回程度だけでもいいので始めましょう。
行っている、という方は、その面談に価値は感じますか?もし案件の進捗報告程度に終始してしまい価値が感じられないのであれば本書の「ヤフーの1on1ミーティング」を参考にして見てはいかがでしょうか?

ヤフーの「1on1ミーティング」となづけられた上司と部下の面談は一般の面談とは少し異なります。
ヤフーでは人材育成を効果的に行うために1on1を行なっており、この面談は上司のための「ホウレンソウ」を行う面談ではなく「部下のため」に行われる面談です。

ヤフーの1on1ミーティングでは
・体を部下の方に向けて親身に最後まで聞く
・部下に十分に話をしてもらう
・上司が先に考えを言わない
等が徹底されているといいます。

なんとなく部下との面談を行っていたけど、なんでも自分からアドバイスをしてしまっていたり、話半分に聞いていたり、ということもあったのではないでしょうか?

本書ではヤフーの1on1ミーティングの具体的なやり方まで書かれているのですぐに実践することができます。
チームのコミュニケーションがうまくいかない、という方もまずはヤフーの1on1面談を参考に一人一人と対話をしてみてはいかがでしょうか。

部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書

部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書 出典:www.amazon.co.jp

著者はライフネット生命の創業者の出口氏。

マネジメントの悩みとしてよくあるのが「部下に任せられない」ということではないでしょうか?
特にこれまで優秀なプレーヤーとして活躍してきた方からすると、「自分がやったらもっとクオリティの高いものができるのに、、、」「自分でやったほうが早い」といった不満を持たれることが非常に多いです。

しかしこれではチームとしての成績は上がらない、と出口氏は主張しています。
一人でできる仕事など知れています。であればやはり部下にうまく任せられるマネージャーになる必要があります。
本書ではそういった方に対して、どうすればうまく任せられるのか、といったことが具体的な事例を交えて紹介されています。
例えば
・60点で合格点を与えなければならない
・部下のミスには問答無用で責任を取る
・「期限」と「優先順位」をはっきりと伝える
・仕事の「背景」と「要求レベル」をはっきりと伝える
等、マネジメントの基本でありながら、なかなか意識できていなかったことが書かれています。

話が具体的であるため、すぐにでも実践できるものも多いです。「任せ方」に悩まれている方は、まずは手に取って見てもいいのではないでしょうか?

リーダーになる人に知っておいて欲しいこと

リーダーになる人に知っておいて欲しいこと 出典:www.amazon.co.jp

本書の著者は松下電器(現パナソニック株式会社)の創業者松下幸之助。日本で最も有名な起業家の一人です。
そんな松下氏が戦略・戦術以上に大切なものとして、リーダーとなる人に知っておいて欲しいこと、としてまとめられたのが本書です。(編集は松下政経塾。)
すでに経営から退いて40年以上経ちますが、松下氏の言葉は、現代のビジネスにおいても通用することが多くあります。
テクノロジーの発展はすさまじいスピードですが、それだけビジネスにおいては普遍的なことも多く、松下氏はそのことを心得ていたのでしょう。
当たり前のことではありますが
・初志を貫くこと。嫌だと思う仕事も腹を決めて取り組むことで道は開ける
・社長というものは心配するために存在している。しかしそれが社長の生き甲斐であり、そうでないのであればやめたほうがいい
・商売は勝ち負けであり、勝つことに対しての執念がなければならない
・失敗も全ては自分に繋がる縁である。そう思える人は強い。
など、多少精神論に寄っている内容もありますが、いずれもビジネスマンとしては心得ておきたい内容であり、部下にも知っておいてもらいたい内容です。

部下のやる気を引き出すちょっとした上司の言い回し

部下のやる気を引き出す 上司のちょっとした言い回し 出典:www.amazon.co.jp

本書は部下に対しての「聞き方」「褒め方」「頼み方」「伝え方」「叱り方」において、部下のやる気を引き出す、ちょっとした言い回しの工夫を紹介しています。
どうしてもマネージャー職をしていると、目の前の仕事に追われ部下に対しての言葉がキツくなってしまったり雑になってしまったりしてしまい、部下のやる気を削いでしまうこともあると思います。
そんな時に少し意識して、本書に書かれているような言い回しに気をつければ部下のやる気を引き出すことができます。

例えば相槌の打ち方においても、「それ知ってる」ではなく「なるほど、面白い!」であったり、提案が通らなかった時などに「部長がダメだって」ではなく「私はいいと思ったんだけどね。この部分がダメだったみたいだから、一緒に代替案を考えよう」など、様々なシチュエーションで使える言い回しと、部下がやる気を出す理由について解説してくれています。

本書も具体的な内容が多いため、すぐに実践できるものばかりです。普段の自分の言動が、部下のやる気を削いでいるかも知れない、というかたは是非一度読んで見てもいいのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はマネジメントに悩む方にオススメの書籍を紹介させていただきました。
特に新任マネージャーは、プレーヤー時代と異なりわからないことばかりでつまづくことも多いと思います。その際に少しでも上記の五冊がお役に立てれば幸いです。

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