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以前にこちらのページで「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」の書評を紹介させていただきました。
この本はビットコイン・仮想通過・ブロックチェーンとは何か、ということが書かれた本です。
最近ではテレビなどでも、ビットコインの高騰が報道されるようになり、資産運用目的でもビットコインに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

書評紹介のあと周りの知人数名からビットコインとはなんなのか、どのように始めればいいのか、ということを立て続けに問い合わせをいただきましたので、こちらのコラムでもビットコインについて・仮想通貨の始め方について紹介させていただこうと思います。

ビットコイン・仮想通貨とは

ビットコインとは、仮想通貨の一種です。
一種、ということは仮想通貨はビットコイン以外にも色々あります。
ですのでここでは、仮想通貨とは何なのかについて、詳しく見ていこうと思います。

仮想通貨とは

仮想通貨とは、文字通り「仮想」の「通貨」のことで、物質的には存在しないものの、通貨（決済手段）として使用可能です。
そういう意味でいえば、店舗・ECで利用可能なポイントやICOCA・Suicaなどの電子マネー、ゲーム内で使えるお金とイメージは近いかもしれません。
これらは決められた場所でのみ決済手段として使用可能ですが、ビットコイン・仮想通貨も同様に、決められた場所（導入している店舗）でのみ決済手段として使用することができます。

しかしこれらの電子マネーやポイントと仮想通貨の大きな違いとしては、そもそも「通貨」であるかどうかというところが大きく異なります。

ポイントや電子マネーは、発行主体は企業であり、その企業が自社への囲い込みをするために発行しているにすぎません。「通貨」を目指している訳ではないのですね。
それに対して仮想通貨は、発行主体が存在せず、決済手段（通貨）としての活用を目的に誕生したものです。まだ現状としては、決済手段としての機能は発展途上ではありますが、後述する様々なメリットがあり、今後新たな決済手段として注目を集めています。

代表的な仮想通貨の種類

いくつか代表的な仮想通貨を紹介しておきます。
■ ビットコイン（BTC）
言わずと知れた一番メジャーな仮想通貨です。
普及度は他の仮想通貨に比べて群を抜いて高いため、決済手段として使える店舗もちらほら見られます。
仮想通貨投資を始めるにあたって、まず何を買えばいいかわからない、という方はとりあえずビットコインを買っておくことをオススメします。

■ ビットコインキャッシュ（BCH・BCC）
2017年8月にビットコインの分裂により誕生した通貨です。
ビットコインのスケーラビリティ問題（取引手数料の上昇や取引時間の遅延問題）の解決にあたって、ビットコインとは別の解決手法を取るために、分裂し誕生しました。
誕生直後は1BCH10万円前後まで上昇しましたが2017年10月現在では5万円程度になっています。（この1週間で15,000円ほど値を上げました。）

■ イーサリアム（ETH）
現在ではビットコイン・ビットコインキャッシュの次に有名・価値が高いとされている仮想通貨です。
イーサリアムは、通貨内に契約情報を盛り込むことができるという「スマートコントラクト」という機能を持っており、多くの注目を浴びております。
（スマートコントラクトについての詳しい説明はこちらに記載されております。）
また近年ではICO（Initial Coin Offering）と呼ばれる、仮想通貨を用いて資金調達をする手法が注目されており、ICOのほとんどはイーサリアムが用いられているのも注目を集める理由になっています。
イーサリアムが分裂をしたイーサリアムクラシック（ETC）という仮想通貨も有名です。

■ リップル（XRP）
安くて早い送金・トレードの実現を目指して誕生した仮想通貨です。
送金の容易性から、銀行などの金融機関においてリップルのシステムが利用されるのでは無いかと予想されています。

■ DASH（DASH）
ビットコインに比べて匿名性の高さと即時取引が特徴の仮想通貨です。
その匿名性故に犯罪への利用が懸念されていますが、そのメリット部分が支持されればビットコインよりも優れた仮想通貨として注目される可能性があります。

そのほかにも様々な種類の仮想通貨があります。

仮想通貨のメリット

それでは仮想通貨がなぜここまで注目されているのか。
それは仮想通貨が、従来の法定通貨には無いメリットを持っているからです。

従来の法定通貨にはない、仮想通貨の代表的なメリットを3つあげてみました。
これをみていると海外とのお金のやり取りが発生する際に大きなメリットが享受できそうですね。

■ 決済・送金において仲介機関が存在しないので手数料が無料 or 格安
通常の銀行送金やクレジット決済であれば、一定の手数料を取られます。特に海外の送金となると、そこそこまとまった金額を手数料として取られてしまいます。
こういった取引の場合は必ず銀行やクレジットカード会社が間に入る事になるため手数料を取られてしまいます。
しかし仮想通貨決済・送金であれば、2者間のみの取引になるため、手数料はほとんど取られません。
（0.5%程度取られることもありますが、ほぼ無料に近しい状態です。）

■ 銀行口座を持たない発展途上国が相手でも送金が可能
アフリカなどの発展途上国では銀行が機能していなかったり、貧しすぎて銀行口座を持っていない方が非常に多いです。
そういった銀行口座が無い方との取引をする決済手段としてビットコインが注目されています。

■ スマートフォンがあれば24時間365日決済・送金可能
銀行であれば平日の15時まで、という制限があり、夕方以降や土日の送金が一切できませんが、仮想通貨であれば24時間365日いつでも送金・決済が可能です。
またスマートフォンがあれば、QRコードを読み取るだけで決済・送金が可能です。

仮想通貨の現状

しかし、現状として仮想通貨を決済手段・送金手段として用いることができるのはごく稀です。
その大きな要因としては、現在は仮想通貨が主に投機対象として扱われてしまっているため、価値が安定しないからです。
1BTCの値がたった一日で半分になったり倍になったりするような状況が頻繁に起こっているため、決済手段として用いるには、まだ難しいようです。

ただ、価格の増減が落ち着けば手数料の安さから決済手段として用いる店舗は増えることが予測され、一気に普及する可能性が予測されます。

しばらくは投資・資産運用の対象として考えておく方が良さそうです。
投資対象としては、価格の上下動が大きいのでハイリスクではありますが、その分大きなリターンを得ることも期待できそうです。

出典：ビットフライヤー

1BTC（ビットコインの単位）は2017年1月には10万円程度だったものが、2017年10月末現在で65万円ほどにまで値上がりをしており、6倍以上になっています。
今後どのような動きをしていくのかはまだわかりませんが、それでも私は、上記の仮想通貨のメリットを考えると仮想通貨需要はまだ上がる余地はあると思われるので、しばらくは上がり続けるのでは無いかと考えております。
この記事をご覧いただいている方はおそらく仮想通貨投資を始めたい、と思われている方が多いと思いますので、以下にて仮想通貨の始め方について詳しく説明していきます。

ちなみにですが、現在1BTCは60万円を超えておりますが、元手で60万円が必要な訳ではありません。実際には1円からビットコインを購入することが可能です。
たまに最初から60万円も出せない…と勘違いされている方がいらっしゃるので補足しておきます。

仮想通貨の始め方

仮想通貨の始め方は非常に簡単です。
基本的には仮想通貨の「取引所」のアカウントを作成し、そこで仮想通貨を購入すればそれで完了です。あとは通常の株やFXと同じように、価値が上がったタイミングで仮想通貨を売却すれば利益確定です。
とはいってもこの記事を読まれている方からすれば、仮想通貨の取引所とは…？という感じだと思いますのでこれから詳しく解説していきます。

仮想通貨取引所とは

簡単に説明をすれば、ビットコインなどの仮想通貨を買ったり売ったりできるプラットホームのことです。

本来は、仮想通貨を買いたい人と売りたい人が直接売買をすれば良いのですが、それでは仮想通貨を買いたい人と売りたい人が売買のたびにお互いを探す必要があり効率が悪くなります。
そのため、取引所が買いたい人と売りたい人を集めることでマッチングの効率を高めているのです。
ちょうど株式売買における証券取引所と同じ仕組みですね。

日本国内の代表的な仮想通貨取引所

日本国内で、代表的な仮想通貨の取引所といえば「コインチェック」「ビットフライヤー」あたりですね。
特にどちらがいい、というものでも無いのでお好きな方でアカウントを作成していただきます。
ちなみにですが私は両方のアカウントを持っておりますが、コインチェックをメインに利用しております。
特に理由はありませんが「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」を書かれたのがコインチェックの方だったのでなんとなくです。

■ コインチェック

■ ビットフライヤー

仮想通貨取引所でのアカウント作成方法

上記でコインチェックとビットフライヤー２つを代表的な取引所として紹介させていただきましたが、今回はコインチェックの画面を見本として進めさせていただきます。

まずはこちらからコインチェックのサイトにアクセスしてください。

1.下にスクロールしていくと、下記のような会員登録の画面が表示されます。（画像はスマートフォンで閲覧した場合の画面ですが操作はパソコンでも同様です。）
ご自身のメールアドレスとパスワードを入力して「アカウントを作成」ボタンをタップしてください。

2.入力したメールアドレスに、コインチェックより自動メールが届きます。
メール本文に記載されているURLをクリックすると、メールアドレスが認証され、アカウントの作成が完了します。

3.自動メールに記載されているURLをクリックすると、下記の画面にアクセスされますので、画面下部にある「本人確認書類を提出する」ボタンをタップしてください。
本人確認書類を提出しなくても、コインチェックを利用することは可能です。
各仮想通貨のチャートを確認したり、その他コンテンツの閲覧は可能です。ただし、日本円の入金や仮想通貨の売買は本人確認書類が確認できるまでは利用できません。

4.本人確認書類提出の前に、電話番号認証があります。
SMSの利用可能な電話番号を入力してください。SMSで6桁の認証コードが届きますので、その後の画面で認証コードを入力してください。

5.SMSでの認証完了後、本人確認書類の提出になります。
本人確認書類は、運転免許証など名前や住所、顔写真などが書かれたものが必要です。
記入した情報と本人確認書類の内容が異なる場合は審査が通りませんので注意が必要です。
またこちらについては後からでも問題ないのですが、入出金用口座の登録も済ませておくと良いでしょう。

こちらで仮想通貨の購入が可能になります。

仮想通貨の購入方法

以降はスマートフォンアプリの画面で説明いたします。
インストールは下記より可能です。
■iPhoneアプリはこちらから
■Androidアプリはこちらから

1.まずは日本円を入金します。メニューの「日本円の入金」を押していただくと、下記の画面が表示されますので、支払い方法を選択してください。
支払い方法は、銀行振込・コンビニ支払い・Pay-easy支払い・クレジット支払いが可能です。
（Pay-easy・クレジット支払いは土日でも決済可能なためスピードは早いので重宝しますが手数料が高いので、特に急ぎでない場合は銀行振込かコンビニ支払いがオススメです。）
支払い方法を選択すると、その後の手続きが表示されますので、そちらに従って進めてください。

2.日本円の入金確認が完了したら、メニュー「コイン購入」を押してください。下記の画面が表示されます。
購入可能な仮想通貨が表示されますのでその中から購入したい仮想通貨を選択し、購入金額を入力してください。
「購入する」ボタンを押すと、仮想通貨が購入されます。こちらで仮想通貨の購入は完了です。
あとは価値の推移を見て、ベストと思われるタイミングで売却をして日本円をゲットしてください。

仮想通貨の売却・日本円の出金方法

1.メニュー「コイン売却」を押していただくと下記の画面が表示されます。
売却したいコインを選択して、売却する金額を入力してください。
「売却する」ボタンを押すと選択したコインの売却が完了し、売却分は日本円に切り替わります。

2.メニュー「日本円の出金」を押していただくと日本円の出金画面が表示されます。
すでに口座登録を完了されている方は、「この口座に振り込む」を押していただくと、日本円が指定口座に振り込まれます。
こちらで仮想通貨の一連の取引は完了します。
とても簡単ですね。

口座登録がまだの方はこのタイミングで口座登録をしていただく必要があります。
銀行名・口座番号等お間違い無いように入力してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今回はビットコイン・仮想通貨について、仮想通貨の始め方について紹介させていただきましたが、仮想通貨への理解は深めていただけましたでしょうか？
投資については少額から始めることもできるので、まずは勉強として数千円〜数万円程度から初めて見るのもありかもしれません。

取引所のアカウント登録は下記より可能です。簡単なのでぜひ登録して見てください。