読書コラムColumn
書評を書くことで得られる6つのメリット
皆さんは書評を書いたことはありますか?
読書感想文は書いたことはあるけど、書評は書いたことがない、という方がほとんどではないでしょうか?
書評と読書感想文の違いについての詳しい解説は置いておきますが、書評に置いては基本的に
・何に役立つ情報が書かれているのか
・誰に役立つ情報が書かれているのか
・作品や作者の背景
といった情報が求められます。
今回はそんな書評を書くことでどう行ったメリットが得られるのか、について書いてみたいと思います。
[目次]
書評を書くことで得られるメリット
本の内容への理解が深まる
先述の通り、書評を書くことは誰に役立つのかことが書かれているのか、何に役立つことが書かれているのか、ということを紹介していくものです。
そのため、後で書評を書くことを考えて、本を読み進めていく中で、必要な情報については随時メモをしたり付箋を貼るなど、通常の読書よりも自然と精読をする意志が湧きます。
結果として本を読む精度が上がり、内容への理解が深まるようになります。
アウトプットにより情報が整理され、内容が記憶に定着
本一冊に書かれている情報というのは膨大なものです。その全ての内容を記憶するというのは不可能です。ましてや何も考えずにそのままつらつらと読書をしていては、読み終わって一週間もすればどんな内容だったか忘れてしまいます。
しかし書評というアウトプットにすることで、何を伝えなければならないのか、筆者は何を伝えたいのか、という情報の重要性をつかみとることができ、必然的に必要な情報・そうでない情報を取捨選択していくことになります。書評を書く際には結果として本の内容を整理することになり、それを文章に起こすというプロセスを踏むことで、本の内容がより自分の記憶に定着しやすくなります。
筆者の主張に対して自分の意見が考えられるようになる
普通に読書をしていると、筆者の主張に対してはなんとなく「ふーん」とそのまま納得をして終わってしまうことも多いと思います。
書評を書くには先述の通り「誰に向けての本なのか」を考えないといけません。初心者向けなのか上級者向けなのか、A派の意見の人・B派の意見の人、Cを学びたい人・Dを学びたい人など…。その中で筆者の主張はどの立場に立った意見なのか、この立場の人には正しいけど、こっちの人からすると誤っている、この立場の人には役立つけど、こっちの立場の人には役立たない、など、、、
そういうことを繰り返していると自然と自分の立場としての意見、異なる立場の人としての意見などが出てくるようになり、様々な視点で読書ができるようになります。
読んだ本の記録・学びの記録になる
普通に読書をしていると、一冊の本を読み終えるとそのまま本棚に並べられて終わり、、、ということになってしまいがちです。
数ヶ月後には、この本どんな内容だっけ、何か学びのあるものだっけ、という状態になってしまいます。読書は多くを学べるものなのに、それは非常に勿体無いことです。
書評を書くことで、読んだ本の概要や、それについて考えたこと・意見などが記録として残るため、本の内容を忘れてしまっていても後から書評を見直した時に、本の内容はその時の学び、考えを振り返ることができます。
副収入になることも
書評を多く書いてPVを集めていれば、Googleアドセンスやアフィリエイトと行った形で収入を得ることも可能です。
ただし、書籍は一冊の値段が1,000円〜3,000円程度なので、広告収入で入ってくるのは微々たるものです。収入目的での書評はあまりオススメしません。(もちろん非常に質の高い書評を書かれる方であれば、ある程度の金額での広告費用をもらえる形で書評依頼が届く場合もあります。)
書評依頼として本が無料で読めることも
ある程度のPVを稼いでいるブログ運営者や、質の高い書評の実績のあるライターであれば出版社や著者から書評の依頼を受けることもあります。その場合は基本的には本を無料で提供いただけるので、お金をかけずに読書をすることができます。
その代わり、しっかりとした書評を書いて恩返ししましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
書評を書くことには多くのメリットがあります。なかなかめんどくさい、という方も多いと思います。
趣味としての読書であれば書評を書く必要はないかもしれませんが、学びを得るための読書をされている方であれば書評を書くことをオススメします。ウェブサイトという形で全世界に公開する形でなくてもまずは自分で見返すようにノートに残しておく、というところから初めて見てもいいかもしれません。
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