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図書館を楽しむ方法|無料で本を読みたいなら図書館をうまく活用してみては?

Date2017-11-26

活字離れが叫ばれる昨今の状況を踏まえると意外と思われる方も多いかもしれませんが、実は図書館の数や利用者数は年々増加傾向にあります。
この30年で図書館の数や約2倍に増え、図書館への登録者数も4倍以上に増えています。(日本図書館協会調べ)
図書館の最大のメリットといえばやはり無料で本を読み、借りることができる、というところではないでしょうか?

たくさんの本を読まれる方は月に10冊など読むのが普通、という方も多いと思います。しかしその時にネックになるのは、費用ですよね。本だけで毎月数万円の出費になってしまうと読みたいのに、読めない。。。ということにもなってしまいます。

そのような方にはやはり図書館がおすすめです。最近では従来のタイプとは異なる図書館も誕生しています。
今回は、図書館にあまり馴染みがなかった方向けに図書館の楽しみ方をご紹介いたします。

まずは図書館に入ってみる

図書館という場所に馴染みがないという人は結構多いかもしれませんが、行ってみると案外楽しめるものです。
古くからある図書館であれば、建物そのものの雰囲気も楽しめます。私の出身大学の図書館などは国登録文化財に指定されており、近代建築の雰囲気だけでも楽しむことができました。
また最近では、従来の図書館とは違ったタイプの図書館も建てられています。
佐賀県武雄市の武雄市図書館ではTSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)との連携により、図書館と蔦屋書店、スターバックスコーヒーが併設されており、コーヒー片手に読書・勉強ができる、という新しい図書館です。

武雄市図書館(出典:http://blogos.com/article/102964/)

図書館内にはカフェ・本屋のようなほどよいざわつきが広がり、ちょっとした会話を楽しむこともできます。
図書館というだけで毛嫌いしていたり馴染みがないという人はいると思いますが、まずは近くの図書館に入ってみるということから始めてみてはいかがでしょうか。
案外図書館の雰囲気は素敵ですよ。

図書館で本を読んでみる

図書館で本を借りるには手続きが色々必要になってきますが、まずは図書館の雰囲気の中で本を読んでみましょう。
小説でも良いですし、図鑑や自己啓発本など、図書館には本当にたくさんの種類の本が揃っています。

図書館のいいところはやはり無料で本を読める、というところです。本屋での立ち読みは気が引けますが図書館では問題ございません。ゆえに気軽な気持ちで、「とりあえず気になった本」を読むことができます。

購入してばかりだと、どうしても似通った本ばかりになってしまうので図書館に行った際には思い切っていつもは買わないようなジャンルの本のコーナーをうろうろして本を手に取って見ると新しい発見があり面白いです。

また、図書館の中は温度・湿度共に快適です。すごしやすい環境なので読書をするにはもってこいの場所です。

図書館で本を借りてみる

もちろん、中で本を読むだけでも十分良いのですが、借りたくなることもあるのではないでしょうか。無料で本を借りることができるのが図書館のいいところです。
続きは家でじっくり読みたいと思うのは自然なことだと思いますし、読みたいと思う本が数冊あるのであれば、図書館で読むよりも自宅で読みたくなるものです。
そういうときは、利用者カードを作る必要があります。
とは言っても、作るのには最低限身分証明が出来るものがあれば良いですし、作るのに時間がかかるものでもありません。

作ったらその場で借りることが出来るわけですし、それでいつでも借りることが出来るわけです。

図書館によっては利用者カードがあれば、読みたい本が貸し出しされているときは予約も出来るようになりました。
読みたい本のリクエストなどもできる場合もあります。

利用者カードを作ることで、より図書館を楽しむことができるようになります。

買うべき本を見極めるために図書館を利用する

借りた本の中で気に入った本があって、なおかつ何回も読みたくなるようなものだったとしたら、買うという選択があっても良いのかもしれません。
たいていの本は1回読んで、2回目を読むことなく読みっぱなし、ということが大半だと思います。
しかし冒頭でも書かせていただいた通り、気にいるかどうかわからない本を毎月10冊以上購入しているとかなりの負担になってしまいます。

そこで図書館を、買うべき本を見極める機会、として利用するのも一つの手です。

まずはとりあえず気になった本を手にとって、借りてみる。その中で本当に自分の手元に置いておくべき、と思われる本だけを購入する、という風にすれば、そこまでの費用負担にはなりません。
私の感覚としては、ずっと手元に置いておきたいと思える良書に出会えるのは20冊に1冊くらいの割合です。書籍代を20分の1に抑えられるとなるとかなり効率的ですね。

まとめ

以上、図書館の楽しみ方をご紹介させていただきました。
紹介させていただいた通り、図書館のメリットは無料で好きなだけ本を読み、借りられるところです。うまく活用することで、本屋で購入しているだけでは出会えなかった本とも出会える可能性もあります。

そこからビジネスやプライベートなどで何か新しいひらめきが生まれるかもしれません。
まずは近くの図書館に行ってみて、時間がある時には少し離れた図書館にも行ってみると、お気に入りの図書館が見つかるかもしれませんね。
それでは今後も豊かな読書ライフをお楽しみください。
ありがとうございました!

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