読書コラムColumn
300冊読んで感じた、社会人にビジネス書をオススメする7つの理由
「もっと本を読みなさい」
会社で上司からこのようなことを言われている社会人の方も多いのではないでしょうか?
読んだ方がいいとは思いつつもなかなかめんどくさくて手が出せない、そんな方もいらっしゃると思います。
マンガなら読めるけど、ビジネス書や小説となるとちょっと・・・という方のために本日はビジネスマンが読書をすることで得られるメリットを紹介したいと思います。
ビジネスマンにとっての読書のメリット
語彙力・幅広い知識が身につく
「読書をすると語彙力が高まる」という話を多くの方が聞かれたことがあると思います。
実際、読書をすると語彙力の向上に役立ちます。
書籍においては、口語ではあまりなじみのなかった単語や言い回しなどが多く出てくるため、読書を続けていると自然と多くの言葉に触れることができ、普段の会話の中にも自然と読書で学んだ単語を話すことができます。
また様々な専門書を読むことでこれまで知らなかった知識に出会うことができ、幅広い知識を身につけることができます。
これらの高い語彙力や幅広い知識というのは非常にビジネス(特に対人コミュニケーションにおいて。)に役に立ちます。
高い語彙力や幅広い知識に裏付けされた発言は、相手に対し「この人は信頼できる」という印象を与えます。
特別難しい言葉や知識を直接話すことはなくても、言葉の節々やちょっとしたワードセレクトにおいて幅広い言葉・知識を知っているかどうかは現れてきます。
そういった細かな積み重ねが相手からの信頼を生み、ビジネスにおける成功につながります。
特に営業など、クライアントとのコミュニケーションが密に発生する職種においては大きな効果が期待できます。
成功・失敗の擬似経験をすることができる
ビジネス書の中には経営者の自叙伝や創業物語のようなものも多くあります。
その中ではその経営者の方が今の位置にたどり着くまでに経験をした成功や失敗が詳細に記されています。
信用していた社員に裏切られた…、大きな損失を出した…、新規事業で大きな収益を上げた…、サービスが有名になった…、等。
その時々に経営者は何を考えどういった行動をとったのか、またその結果どういったことが起こったのか、ということを知ることができ、自分が体験した話ではなくても擬似的に同じ体験を味わうことができます。
数年後に自分が同じ状況に立たされた時、あの人はここでこういう風に乗り越えたから自分もそういう風に動こうということもできます。
また本を読んだ時にはなんとなくしかわからなかったことが、自分が同じ状況になった時に、「あの本に書かれたのはこういったことだったのか」ということが分かり、一つの成功・失敗経験から得られる学びが、読書をしていない時に比べて多くなります。
成功者の思考・新しい視点を知ることができる
ビジネス書では、会社を上場させた経営者や認知度の高いサービスを0から立ち上げた責任者、大きなリターンを得た投資家など、いわゆる「成功者」とされる方達が書かれた本が多くあります。
上記の成功・失敗の疑似体験ともかぶりますが、こういったビジネス書では、成功者とされる人達が、普段どのようなことを考え、どのようなプロセスで思考を凝らしているのか、ということを知ることができます。
困難に直面した時どのように考えるか、今後の世界・テクノロジーの展望をどう考えるか、戦略を練る際の考え方、それらの考え方の元となる原理など、ビジネスにおける成功に必要な考え方を学ぶことができます。
アイデア力が身につく
ビジネス書を多く読むことで、豊富なアイデア力を身につけることができます。
読書をすることで、多くの知らない知識を知ることができ、多くの自分以外の人の考え方にも触れることになります。
多くのビジネス書を読むことで、知識の幅・考え方の幅が段違いに広くなっているため、これまでは思いつかなかったようなアイデアの結びつけなどを考えられるようになります。
既存のアイデアの新しい組み合わせ・全く新しいアイデアなどがひらめくようになり、事業の立ち上げや拡大のマーケティング施策を考える際に大きく役にたつことでしょう。
想像力・他者視点を知ることができる
これはビジネス書に限らず小説においても当てはまる話です。
ビジネス書では、筆者が特定の事柄についてどのように考えているかということを読み進めていくため、中には自分ではこう思っているけど、筆者はまた別の考え方をしている、ということも多々あります。
考え方は違っても、書籍の場合はその考え方に至る過程なども詳しく書かれており、異なる考え方に対しても納得して読み進めることができます。
中にはどうしても納得できない、ということも出てきますが、それでもそういった考え方もあるのだな、という新しい視点を得ることができます。
ビジネスにおいても自分の視点だけでなく、たまには「あの人ならどのように考えるか」と異なる視点から考えて見ると新しい発見があるかもしれません。
小説では多くの登場人物の感情を推測しながら読み進めていくため、自分とは違う誰かの感情、考え方を知る・想像力を膨らませるという意味でビジネスにおいても役立つ要素が多いです。
経営層の方との話のネタになる
経営者の方や経営幹部の方などのいわゆる「決裁権のある人」というのは読書好きな方が多いです。
特に営業をされている方からすれば、そういった決裁権のある人とどのように仲良くなるか、というのは大きなテーマとなっているのではないでしょうか?
そういった時に読書をしている、というのは時に大きなアドバンテージとなります。
読書好きな方は読書好きな人を好む傾向にあり(データある?)、かつ読書=知的といったイメージがあるため、それだけで信用がアップすることもあります。
人脈作りや顧客開拓・深耕という面でも大きく役立つことでしょう。
また好きな本の話で盛り上がったりオススメの本などを紹介し合うなど話のネタにもなりますね。
精神的安定・ストレス軽減につながる
読書は精神的安定にもつながる、ということは案外知られていないのではないでしょうか?
実際に精神科医もストレス軽減に効果がある、と提言しています。
イギリスのサセックス大学による実験では、「読書」に得られるストレス軽減効果は68%だったといいます。
「音楽」では61%のストレス軽減、「コーヒー」は54%、「散歩」は42%という結果となっており読書はそのいずれよりも高い結果となっています。
まとめ
以上7つのメリットを述べさせていただきました。
いかがでしたでしょうか?
読書をして、すべてのことが仕事においてすぐに役立つわけではないかもしれません。
それでも読書をして得た知識・見識は一生残る資産です。
まとまった時間は取れなくても、毎日の通勤時間や就寝前などのスキマ時間を見つけて10〜20分ずつだけでも案外1,2週間あれば1冊は読み終わります。
きっといつか役に立つ知識・経験を得られるはずです。
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